わがまま放題の乱暴者のお姫様キルデーンが、塔に幽閉されてワシにスパルタ教育を受ける。原作はルーマニアのマリー王女の精神的自伝童話だそうです。
原作のあとがきによりますと、「子供を育てるには庇護するばかりが能でなく、正邪の鏡に照らしてこれを峻厳に裁断し、訓育し、錬成することが必要であり、それなくしては良心や権威が心の内に確立しないであろうというのが、この一篇の童話の教育的、心理学的意義であります」だそうです


*2002年　コミック・キュー volume 200掲載
手書きとベジェの複合マンガ。