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●フロッケに出展する目的は何か? まずはそこから考えたい。フロッケは自分の作ったものをすぐさま売れる場所である。フロッケ、と銘打つ以上、デジタル系に絞られているだけあってメディアの注目度も高い。それにもともとの企画者が松本弦人氏だったり、主催がデジタローグであるのでグラフィック業界への影響力ももっている。つまりフロッケで目立つ。ということは個人にとってかなりのプロモーションになるのである。フロッケを機会に業界への足掛かりをつかみ、仕事に繋がっていったクリエーターは多い。「フライヤー」「ガレージフォント」「Web制作」などに限らず、ジャンルに入りきらない、クライアントなしの自己のクリエイティブ活動を行なっている者にとっては恰好の作品発表の場所であるといえよう。プロモーション、とはいかずとも多くのお客さんが「買う」「買わない」というシビアなジャッジを下す展覧会でもあるので、普段あまり作品を発表したことのない人にとっても自分の作品が売れるかどうかで実力がはかれるので力試しにもなるだろう。

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とにかく簡単フロッケ参加コース

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★本気でたくさん売るぜ! という人の為のランキングに入るための予備知識

★フロッケ6売り上げランキング

フロッケ6(春) フロッケ6夏の陣

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フロッケ6(春)はフォントを始めとしたフロッピー作品が売れているが、夏の陣になるとポストカード、印刷物、小物に人気が集中している。初期のフロッケに比べて最高売り上げ枚数も落ちている。少し前のフロッケでは売り上げ上位は100枚以上は軽く売り上げたものなのだが、去年は春で最高60個、夏で85個と少なめ。しかし、展覧会の総売上はあまり変化はないらしい。ということは出展作品の増加と、出品作品のレベルアップによる人気の拡散が原因かと思われる。つまり今年も20個以上売り上げればベストテン入りする可能性があるということだ(50個以上売らないとベストテン入り出来なかった時代もあったが)。しかし、フロッケ夏の陣は東京、大阪、神戸で同時開催され合計790タイトル出展されている。790タイトルの中で20個以上どう売り上げるか? ここが重要なポイントである。

●パッケージに凝る。

はやり最大のポイントはパッケージでどれだけアピールできるか、にかかっている。パッケージがパソコン→プリントアウトであれば中身は何でも売れるというだけあり、面白いパッケージを見つけるというだけでも十分フロッケの楽しみになりうる。専用のポップを作って作品をアピールということも考えられるが、近年の出品作品の増加により陳列棚は極度の過密状態に落ち入っている。あまり場所を多くとるものは置いてもらえないので、ポップは作るとしても極力小さくしよう。その小さな場所でどう光るパッケージを作るかは個人の工夫次第である。外見勝負の人はここが腕の見せ所だ!

●それでもやっぱり中身で勝負。

とはいえ、外見だけ立派でも中身が値段に見合わなければ購入にはいたらない。フロッケ会場には「立ち読みマシン」が設置されており、中身がわからない商品のサンプルを見ることができる(これは希望した作品のみ)。デザイナー志望の人間のウイークポイントとして「コンテンツの力不足」があると思う。外見をカッコよく作るのがデザイナーの力量であって中身を作るのは自分の了見ではない、という人は別の人とコラボレーションなどするものいいかもしれない。逆にパッケージはイマイチ自信がないが中身がとっても自信があるという人はサンプルを「立ち読みマシン」に入れることをオススメする。面白い作品はギャラリーのスタッフがお客さんにオススメしてくれることもあるので、納品の時に一言そえて印象づけておくという手も考えられる。郵送であれば「ここが売りです!」と手紙などをそえたりするのもよいだろう。しかし、なんと言っても作品数は膨大でスタッフは時間がない。時間がかかる売り込みトークや手紙は敬遠されるだろう。どうしても、という人は締めきりの前に時間に余裕をもって納品することをお勧めしたい。

●なにか新しいアイデアを!

パッケージにしろ、コンテンツにしろ、クオリティーの高いものを作るのは大事だろう。しかし、もっと重要なことはどこか一つでも新しいアイデアが入っていることではないだろうか? パッケージだけでも誰かがマネしたくなるような面白いアイデアがあれば、それだけで十分購買意欲をそそるだろう。「こんな作品見たことない!」とまでは行かなくとも「これはちょっといいアイデアだね」というものが人の目に止まるのではないだろうか。ちょっとしたサービス精神とアイデアが勝敗をわける! のかもしれない……。

●価格設定は?

売り上げランキングからもわかるようにまず1000円以下のものがよく売れる。価格の高いものはよほどのことがないかぎりは苦戦を強いられることになる。よりよいものを作って、もうけ度返しで安価で沢山売る、そして目立つ! という作戦に出た者に儲けを見込んだ価格設定ものは勝てない。それはシビアな現実だ。フロッケでは儲けより自分の作品をより多くの人に見てもらう場所だと考え、財布に優しい価格設定がよいだろう。

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※ちなみにベストテンの発表はクロージングパーティーの会場にて発表される。なのでフロッケはオープニンパーティーはなく、毎年クロージングにレセプションが行なわれる。レセプションで気になった作品の作家にコンタクトすることも可能だ!

★ターゲットはどこだ?!


フロッケが開催される原宿デジタローグギャラリーは原宿の裏原宿にある。フロッケ目的に訪れる人やフォントを目的に訪れたデザイナー以外にも裏原宿にはお買い物をしにきた普通の客さんがいっぱい! フロッケ開催中、デジタローグギャラリーは外から見ると不思議な雑貨屋さんに見えるのでデジタルや、デザインに興味のない普通のお客さんもやってくるのだ。と、いうことはTシャツやアクセサリーなども売れ筋の商品なのである。業界狙いな作品もアリだが実は一般のお客さんに向けた作品も売れるという状況も忘れずに頭に入れておきたい。

★さるころの場合

★まとめ


なんかここはホントの進学塾風に色々書いてしまったけど、やはり自分が楽しむのが一番大事だと思われます。クロージングパーティーだけを楽しみにするのもアリだし、ランキングだってどーでもいい人はどーでもいいし。まあ、とにかく参加してみましょーよ。んで、いろいろ刺激を受けたりしたいものです。がんばりましょう。今年もフロッケ!

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