08/16

成田へ。私は海外旅行に行く前、必ず遅れる夢を見る。悪夢です。昨日成田エクスプレスを取っておいたのでそれに間に合えばいいのだけど逆にそれに乗り遅れたら最後。と思ったら焦る。焦ったら夫婦喧嘩。ハネムーンの出だしとしては凶悪に最悪な出だし。成田離婚って行きにかよ! という勢い。
んが…成田エクスプレスに乗ってる時にオットの父から電話が「なんでまだ成田エクスプレスに乗ってるの?」と言われる…。はて? ……あ、一時間、間違えた…。ガーーーーン。2時間半前に着く予定が1時間半前だわ。こりゃ。30分遅刻だわ。……ま、大丈夫でしょう。なんとなくこの大ぼけにより夫婦間の凶悪な雰囲気が緩和された。よかったよかった。結局遅刻したけど席もよかったし。で無事に出発。
行きに見た映画は「森のリトルギャング」(ドリームワークスのCGアニメは面白い)「アイスエイジ2」(かなり私は苦手なタイプの映画だった)「おさるのジョージ」(ごめん、寝た)。

15時ロンドン到着。それからホテルにチェックイン。ホテルはおっしゃれーな感じの部屋ばかりというPELHAM HOTEL。確かに部屋は素敵でした。快適☆
それからロンドンアイに乗りに行く。ちゃんと日本からネットで予約していった。あの行列に並ばなくてよかったと思うと備えあれば憂いなしですよ。ウエストミンスターにあるので、まず地下鉄降りたらビックベン。おおお、イギリスって感じだ〜と思う。ロンドンアイは一周30分一つのゴンドラの定員が25人。今のところ世界最大の観覧車。最初賛否両論あったようですが、面白かった。眺めがとてもよかったし、全方向見えるので退屈しない。
その後は、寝不足だし、機内食でおなかいっぱいだしで夜は適当に買ってホテルで食べた。食べ物は期待できないと言われるロンドンのわりに別にまずくなかった。


08/17

今日はビクトリアン&アルバート博物館へ。見たかった「緑の部屋」は改装中…。なんだよ…。オミヤゲを買おうとミュージアムショップをのぞくも、何もかもが高くて挫折。


その後、ピカデリーサーカスまで歩いて買い物。フォートナム&メイソンでオミヤゲの紅茶をしこたま買い込む。それから紅茶を飲んで、ロンドン塔に向かう。しかし、着いたらもう入れない。地球の歩き方のウソつきめ…。
なので、しかたなくテムズ川クルーズしてウエストミンスターにもどる。橋の上で雨に降られ逃げ場なし…。行ってみたかったダミアン・ハーストの作品などがあるというサーチギャラリーに行ったら閉鎖していた…。また地球の歩き方にだまされた!! しかも去年の年末には閉鎖していたとのこと。くそう!!
んで、地下鉄に乗ってたら「CHIHO AOSHIMA」って書いてあるポスターを見かける。地下鉄の駅の壁一面に千穂ちゃんの絵が描いてあるらしい。そこはアーティストの作品が半年くらいの周期で展示されてるようだ。たまたま千穂ちゃんの絵の時だったので見に行く。それから、テムズ川の上に浮かぶ船のパブに行ったら混雑具合にオットが不機嫌になり、それ以降、パブには入らなかった……。そして歩いて適当に入ったイタリアンはいまいちだった。なんか、散々な一日だった…。


08/18

朝から今日は大英博物館へ。二階建てバスにのってみたら見事にわからない方向に連れて行かれた。ロンドンのバスは乗り慣れないと大変と聞いていたが、確かに大変…。戻るのも大変結局地下鉄のほうが分かりやすい。大英博物館はあまりのこみっぷりにロゼッタストーンとミイラを見て適当に切り上げる。

それからロンドン塔へ行く。ここの売店でやっとフィッシュ&チップス食べた。一応、国を代表する食べ物なんだから、食べておこうと思ったのだけど、まあ、普通。想像通り。なんでこんなものが国を代表する食べ物なんじゃろか…。
オットはそこで鳩の爆撃を2回くらった。なんか…こういう人なのよね…もうしょうがないわ…という諦めの気持ちにさせられる。生まれる時になにか神様が一人一人に贈り物してくれたとしたら、この人には「うっかり、またはありえないハプニング運」を贈ったに違いないのである。だから一日に5回以上後ろから私の靴のかかとをうっかり踏んでも、私は我慢するしかない、と思う。
ロンドン塔をじっくり見る。イギリスの歴史が詰まってるわ☆ ダークな感じも面白い。ジュエルハウスも最高☆ 
いやー、王様のアイテム王冠とか、マントとか、本物はコレかーと思った。今まで散々おとぎ話で見ていたアイテムの本物ですよ。感慨深い。そして本当にすごい。世界中から略奪…じゃなくて集めた宝石がすんごいことになっていて、ため息。宝石ってなんでこんなに人の心に影響するんですかね。不思議ですね。
ロンドン塔のお土産屋は充実していてお気に入り。買い物してオミヤゲを買いまくる。

それから、ロンドンダックツアーズという水陸両用車に乗って観光するツアーに参加。これは面白かったー。 バス観光とテムズ川クルーズがセットなのがいい。そして川に入るのと、陸に上がるときが一番盛り上がるかな。

ホテルに戻ってお散歩がてら、歩いてレストラン探し。中華料理屋でご飯。普通においしかった。が、そこでオットのクレジットカードが使えないということが判明。更にオットのイライラに拍車がかかって殺伐とする……。


08/19

今日はバースへ行く。駅に向かう。そこでもやはりオットのカードは使えず、イライラ。英語を話す以外のことは全部私が準備してきた。路線図もプリントアウトしてきたし、大体の時間も調べたし。カードは私のが使えるし、別に心配することも不安に思うこともないはずなのだが……。

バースに着く。ここでもイライラ人間。それからイライラ人間とバース観光。あの緑色のローマ風呂を見る。しっっっかしすんんごい人ですよ。イギリスの有名な観光地はどこも人! 人! 人!! 閉所恐怖症の人には厳しいかも…。

それからまた電車に乗ってソールズベリーに向かう。そこからストーンヘンジに行くのです。で、電車からホワイトホースを発見。ホワイトホースとは、丘に描いてある大きな白い馬で、地上絵です。この辺は丘を掘ると白い石灰岩が出てくるらしく、平野が続く中にある丘に白い巨大な馬の絵が描かれているのです。ただ、手入れしないと普通に草が生えて消えてしまうので今見えるものは近隣の住人達が長年残してきたモノ。今見えるものだと、一番古くても300年前くらいのものだそう。

ソールズベリーからバスでストーンヘンジに行く。かの有名なあのストーンヘンジでありますが、本当に他になんにもない平原に突然巨石の遺跡が!! 中途半端な距離から見るとかなりしょぼい感じで引いたのですが、なによりも…その石のサークルを取り囲む観光客のサークルにびびる。世界中から人がやってきていますよ。
で、実際、近くに行ってみてみると、何とも言えないドスのきいたオーラが出ていました。3000年の歴史がにじみ出ているのでしょうか。18世紀の観光客はハンマーでぶったたいて石のかけらをおみやげにしていたそうで、壊されまくったそうですが、今は巨石にはさわったりできません。でも行って良かった。とてもときめきました。


私は今なお続く宗教の建造物よりも(それもやっぱりすばらしいんだけど)プリミティブな感じの遺跡が好きなので、ストーンヘンジとかホワイトホースとか自然崇拝的なものにときめきます。
ストーンヘンジの周りには古墳とかいっぱいあって、見ようとおもったらいくらでも見られるようですが、時間がないのでストーンヘンジグッズいっぱい買って解消。いつか、また古墳とか見に来たいと思った。
バースに戻ってから、バースの町並みを観光。バースも歴史の長い街なので、街がセットみたいにきれい。エイボン川もとてもきれいだし、散歩するだけで楽しい。
ストーンヘンジもバースもよいところだったのでイライラ人間が夜には上機嫌になっていた。入ったレストランはムードもいいし、ご飯もおいしかったので、とうとう説教。もう4日目の夜である。観光は残り1日。


08/20

朝からバース観光。オットは反省したようだ。エイボン川にかかる橋の上に街があった。そこの、橋の上のカフェで朝ごはん。それから、エイボン川クルーズ。なんでクルーズばっかりかといえばオットが船好きだからだ。でも飛行機は嫌い。なんでじゃろ? コスチュームミュージアムとロイヤルクレッセント見る。コスチュームミュージアムのアッセンブリールームには世界一ゴージャスなシャンデリアがあるのに…改装中…。なんかそういうの多いよ…。コスチュームミュージアムはとても楽しかった。ああ、ここにもおとぎ話の中のモノの本物がーー! と思う。しかしやっぱりドレスはかわいい。



それからロンドンへ向かう。行きと帰りはコースが違った。そこで、行きと帰りだけでホワイトホースを全部で4カ所も見た。そんなにカジュアルに丘に馬が描いてあると思わなかったのでお得な気分。帰ってからグーグルマップで確認しようと、路線図に印を付けておく。
後から確認したところ、行きに見たのは[The Uffington white horse]、帰りとソールズベリーに行く途中のは[The Westbury or Bratton white horse]、帰り道の二つは[The new Pewsey white horse]<☆グーグルマップはこちら!☆ [The Alton Barnes white horse]<☆グーグルマップはこちら☆
 らしい。他に今回の旅行でグーグルマップで見ると楽しいのは「Didcot原子力発電所」シンプソンズのホーマーがつとめている職場とまったく同じ形。これは行きの電車から見えた。それからもちろんストーンヘンジのサテライト写真もとても楽しい。古墳もよく見えるし!
そして、ロンドンの最後のホテルは豪華なMilestoneHotel。いやーん! 最高☆

部屋に入ったらシャンパンのサービスが! ハネムーンだって予約のときに備考欄に書いておいてよかった☆
観光に出かけず、ホテルでリラックスして楽しみました。


08/21

んで、ホテルで朝ご飯食べてから空港へ向かう。今回は3時間前に空港へ。しかし…殺伐としたヒースロー空港。一時間かけてチェックインしたものの…。手荷物検査の列が……長い! あまりに長い! 後ろの、どこかの国の人が言っていたことには最後尾までなんと徒歩6分! そして…その行列の先は…駐車場…。そう、最後尾はもう外でしたよ…。

これ、絶対あと2時間で飛行機乗れないよね? 列の周りでは便名と行き先を叫びながら乗客を捜す航空会社の人たちが…。でも、チェックインした限りは絶対乗せてくれるのです。荷物だけ乗せて人を乗せない、というのはありえないことらしい。たぶん、昔からのテロ対策の一環でもあるし(荷物だけ爆発とか)、そうでなくてもトラブルの元だし、訴えられるし。しかし、我々はただ並ぶしかないのです。トイレは行ったけど、土産など見られるはずもなく…。

そして、本当の辛抱は「手荷物チェック」と書かれたエリアの中にやっとこ入ってからであった…。もうここまで来ればなんとかなるだろう、とそのエリアに入った時点ですでに搭乗時間はとっくに過ぎ、あと20分で出発予定時刻…。しかし…そのエリアの中は、それまでの余裕のある列とは違い、まるで満員電車であった。みんなの焦る気持ちが列をミシミシにしているのだった。それでも「もう間に合わないんだ! 先に行かせてくれ!」と叫ぶ異国の人在り。しかしそこにいるみんなに「みんなまにあわねえよ!」とつっこまれる。「飛行機は置いていかないから並んでろ」と係員にも言われる。しかしみんな超ストレス状態。少しでもズルしようとすればかならず誰かが制止する。ああ、進まない! イライラする! 泣きながら列から出て行ってしまう白人の女の子とか…彼氏と喧嘩でもした?? 

…で、なんとかゲートを抜けた時にはすでに出発時間を10分オーバーですよ…。免税店は閑古鳥…。お客はほぼ、0。だって、みんなゲートを抜けたら時間ギリギリか、過ぎてるんだもの。私たちも走りはしないものの、搭乗口を探す。掲示板、ディレイだらけで真っ赤。みんな飛行機が遅れている…。で、そんだけ厳重にチェックしている液体持ち込み禁止なんですけども…、私のカバンのなかに、エイトフォーミニサイズ…入ったまんまだった…。意味ねえ〜〜!!!! と思った。くそう、せっかくうっかり入れるなら化粧水がよかったよ! 

搭乗口から飛行機まではバスで数分…、かなり空港の僻地。みんなディレイなので客待ちの飛行機が並ばされている。ウルトラクイズさながらタラップで飛行機に乗り込むとすでに8割以上のお客さんがいた。み、みんな何時間前に空港に来たの?! と思う。その次は飛行機が渋滞。飛び立つまでに一体何機の飛行機を見送ったことか…。

しかし無事に飛び立つ。機内で見た映画は「イーオン・フラックス」(…ちょっと寝た)「Vフォーヴァンデッタ」(イギリスが舞台だったのでとてもタイミングがよかった。面白かった)「インサイドマン」(銀行強盗話。ちょー面白かった!)「MIーIII」(飛行機で見るのにちょうどいい感じの映画だった)。


旅行のまとめのムービーを編集してみました。
そうとうザックリといい加減な編集だけどもよかったら見てみてね☆

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